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日本産後ケア協会は産後ママを全力でエコヒイキ

みなさん、『産後ケア』ってご存知ですか?

近年の少子化により新生児の数も減りましたが、それ以上に産婦人科病院が激減し今では産後2~3日で退院しなければベッドが回らないという状況です。産婦人科業院が廃業していく背景には、お産に伴う病院側のリスクも大きくなっているという原因もあるようです。

産後2~3日で自宅育児をはじめるケースが増えていますが、ママの体力回復もできていない状態なので40代以降の健康に影響がでてくると言われています。また、ママの孤立が起きやすくなりそれが児童虐待につながるケースも増えてきているようです。

こういった社会問題のひとつと言える状況に対処する考え方として、『産後ケア』という産婦人科病院と自宅育児との間をつなぐ方法が15年ぐらい前から海外で普及し始めています。進んだ国では出産したママの3割が利用するまでになっているそうですが、日本でも徐々にできはじめています。

この『産後ケア』の、日本での普及を推進している団体が、一般社団法人日本産後ケア協会です。

団体のビジョンや、代表の大久保ともみ理事長がどうして社団を設立したのかというヒストリーをご紹介します。

 

<ビジョン>

「産後ケア」の重要性をひとりでも多くの人に認知してもらうことにより、出産後の女性のライフスタイルに新たに「産後ケア」の概念を組み入れ、日本における少子化対策、地域の子育て支援、虐待防止に貢献します。

妊娠中の女性にさまざまなケアが必要なことはすでによく知られています。しかし出産「後」の子育てに忙しい女性のこころと体に「ケア」が必要だということは、あまり知られてきませんでした。

また、核家族化が進み、地域との関係も希薄になり、身近に相談できる相手がいないということも、家庭や地域の「子育て力」の低下につながっているようです。

こうした状況のなか、出産経験のある女性を中心とした専門職による包括的な育児支援が強く望まれています。

これらのニーズに応えるため、「産後ケア」という概念の普及、またそれを促進するための専門職産後ケアリスト®の育成、産後の母子をケアする「産後ケアハウス・産後ケアセンター」の促進などに取り組むことにより、日本における少子化対策、地域の子育て支援、虐待防止に貢献することを目的に設立しました。

 

<理念>

お母さんが幸せだと、家族みんなが幸せになる

出産後はとかく赤ちゃんだけのケアに目がいきがち。

しかし、子育てにたいへんな母親の幸せも追及しなければ、家族は幸せにはなれない。

産後の女性のこころと体をサポートする産後ケアという概念を普及させることにより、女性の負担を軽減し、日本の家族の満足度を向上させ、社会全体のしあわせ指数を向上させます。

 

<ヒストリー>

出産を終えたすべてのママに産後ケアが届けられ、子育てに喜びが感じられる社会をめざして

「あまり知られていないけど、産後のママたちが多くの悩みを抱えているみたい」この言葉は私の仲間から聞かされた言葉です。

アロマテラピーという言葉がまだあまり知られていない1990年、私はアロマテラピーの仕事を始めました。

以来私は、全国の老人ホームやホスピスなどで、アロマを使ってお年寄りのこころや体を癒す仕事をしてきました。

人のこころと体に触れる仕事をしていくなかで、女性への癒しの仕事をしている友人のアロマテラピストから聞いたのが上のような言葉です。

このことがきっかけで、お年寄りだけではなく「悩める産後ママの手助けをしたい」いつしかそう考えるようになりました。

しかし当時の私こそ、実はリアルな悩める産後ママでした。

頻繁な抱っこが原因で腰痛と肩こりがひどく、つらい毎日。

昼は仕事、夜中は授乳でふらふらする。

そして出産前から比べるとどうしても制限されてしまう仕事に、うつうつ悶々。

小さな命を育てるという責任感に押しつぶされそうになったり、突然の環境の変化に戸惑いを感じたり……。

でも誰かに助けを求めることは母として恥ずかしいことだと思い込み自分ひとりですべてを抱え込んでいた時期でもありました。

まさしくこころと体、そしてワークライフバランスという産後ママが抱える悩みのオンパレードのような巨大な壁が、私の目の前に高く暗くそびえ立っていたのです。

それは私が大人になって初めて、自分以外の人間(赤ちゃん)に24時間ペースをあわせて生活することの苦悩を味わう貴重な経験でした。

いまは子どもも成長し、海外で充実した大学生活をおくっています。

そして年に数回しか子どもの顔を見ることができなくなったいまだからこそ、初めて気づいたことがあります。

それは産後の子育て期間が、女性の一生の中でどれほど愛おしくかけがえのない時間であったかということ。

ふわふわの柔らかいブランケットに包まれているような、優しいひととき―――しかし残念なことに、当時の私はそのことに気づく余裕がありませんでした。

いまの日本では、最小単位の家族だけで子育てをすることが困難になってきているのが現状です。

もう少し地域社会や制度としての協力やサポートがあれば、当時の私も少しはこころに余裕も持って子育てを楽しむことができたように思います。

実はこのような自分への後悔が、協会設立のきっかけとなりました。

いまある制度や地域社会との繋がりで補いきれないなら、自分でつくろう。

つくって産後ママを全面的にサポートしたい。

いままでの癒しの仕事と出産・子育ての経験をもとにし、

アロマテラピーだけではなく包括的に産後ママを応援できるシステムをつくろう。

そう決心しました。

日本産後ケア協会のビジョンは、出産をしたすべての女性に「産後ケア」を届けること。

そのために、産後ケアサービスは、必要に応じて、いつでも、どこでも。

赤ちゃんの世話をするママが家庭で輝き、そして地域社会で輝き、日本全国のママが輝くことができる社会をめざして活動していきます。

 

<ミッション>

日本産後ケア協会は、ビジョンに向けて次のようなミッションを遂行します。

1.産後ケアにおけるさまざまな制度やサービスを利用することにより、特に母親のストレスを軽減し、より楽しく有意義な子育てができる家庭を増やす。

2.赤ちゃんの世話がたいへんな時には、第三者に頼っていいんだ!という考え方を日本に普及し、悩める女性が子育てに幸福を感じられる世界を創り出す。

3.出産「後」の女性と赤ちゃんにとって、ケアだけではなく、母子を取り巻く快適な環境創りも目指す。

4.産後ケアハウス・産後ケアセンターを、地域の子育て支援資源とつなぐ役割を持たせ、利用者が地域での暮らしに帰っていく際の橋渡しの機能を持たせる。

5.産後ケアリスト®として、特に出産・子育てを経験した女性が、自らの経験を活かせる場を創出し、仕事を通して前向きに生きる女性を増やす。

6.産後ケアリスト®のサービスを利用した女性が将来、自ら産後ケアリスト®となって活躍できる相互助け合いの循環型子育て環境を実現する。

 

★詳しくはこちらをご覧ください。

http://sango-care.jp/

この記事のライター:白圭

メンターや専門家たちから聞いた、役に立つお話、耳よりなお話しを。

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